大阪ワンマンどころか、chuLaとの出会いから振り返ってしまった

「自分はいいオタクじゃない」

 

自分自身がこういう物言いに囚われすぎてるのは分かってるけど、こないだの大阪遠征で、やっぱりそう感じてしまった。「楽しむこと」も「感動すること」も「応援すること」も全部全部中途半端な自分、こんなんで本当にいいんだろうか。

 

でもこれはあくまでも自分自身の問題で、今回の大阪でchuLaの子たちが見せてくれたものは本当にステキなものだった。

 

率直な物言いをすれば、元々chuLaは自分に「刺さる」グループではなかった。「カラフルでよく分からない歌詞を歌ってるアッパーナンバーばかりの渋谷原宿系グループ」はどちらと言うと苦手な部類。去年の2月に初めてO-Eastで観た時も「ちゅら……?沖縄のグループ?いや、でもオタクが違うってTシャツ着てるな。どうあれ、よく分からなくて刺さらない。ああ、渡辺あやのちゃんって子は可愛いかな」くらいの感想だった。

 

その次に観たのは5月の代アニ対バン。そもそも行く予定もなかったけど、その時好きだった別グループのイベントが終わってからすることがなかったので久しぶりにプレイボールズが観たいなぁくらいの気持ちで回した。遅れて入ったら会場はヒくほど混んでいて、奥の方まで入っていて、段が高くなってるところから眺めることになった。どうでもいいけど、代アニは昔の会場の構造の方が好き。今は前方以外クソみたいになってしまったのは惜しまれる。せめて常時立ち禁止にして欲しい。

 

話がそれた。その時のchuLaの印象は「オタクの盛り上がりがすごい」と「遠くからだけど白い子の笑顔がよい」くらい。僕より一緒に行った友人の方が白い子が刺さってたのは懐かしい。

 

そんなきっかけで知ったchuLaに興味を持つようになったのは「Shooting STAR」を知ったから。底抜けに明るい曲が多いchuLaの中ではちょっと珍しいアッパーながら「会いたい」というフレーズの繰り返しがセンチメンタルな気持ちにさせてくれるナンバー。そのキャッチーなサビが気になって好きになった。その次に見に行ったのはその曲を観たかったからだ。その日は「Shooting STAR」で〆られた満足感しかつぶやかれてなかった。ホントそれくらいの印象だったのだ。

 

それが大きく変わったのは蒼井聖南ちゃんと出逢ったからなんだけど、それについて話し始めると長くなるので今回はやめておこう。

 

そんなこんなで去年の7月末からchuLaを観るようになったんだけど、よく考えるとその頃グループはちょうどTIFのメインステージ争奪戦に注力してるタイミングだったわけだ。メインの日はなんか色々あったというのは聞いてたけど、結果については白キャンの株がめっちゃ上がったと言う記憶くらいしかなくて、それ関連のステージを全然見てない自分はやっぱり特に語ることはない。それでもその頃の話が未だに出てくるから相当勢いがあったんだろうなと思う。

 

実際9月にあった元々はchuLaと白キャンのツーマンだった「決戦」は今思えばすごいイベントだったし、めちゃくちゃ盛り上がっていた。「流行りのグループが好きなオタクみたいになってしまった」とひとりごちるツイートをしていたのが懐かしい。

 

自分が熱心に通うようになったのはエースの夏目みさきちゃんの卒業が決まった後で、グループとしては夏と比較すると正直失速してしまった時からだ。僕はグループに興味があるというよりは聖南ちゃんが好きでただただ彼女を観に行ってるだけだったから、それ自体あまり気にならなかった。彼女のモチベーションという意味では不安な要因だったし、実際、1-2月辺りのハードスケジュールをこなしていた辺りはグループとして、大丈夫なのかな……とは感じていた。

 

新しいメンバーが入って何か大きく変わるかなと思ったけど、そのタイミングで自粛期間に入ってしまったのはグループにとってその時は痛かったと思う。ちょうどシングルのリリース期間でもあったし、ここから大きく飛躍していこうという時でそれが挫かれたわけで、そこでメンバーの心が折れても仕方なかった。事実、そういうこともあったわけで。

 

今、考えると本当によくあの自粛期間をみんな乗り越えてくれたなぁと思うし、前のエントリにも書いたけど、そこを乗り越えてから、このグループはやっぱり変わったように見える。だからこそ、最近はようやくグループにも興味を持てるようになったんじゃないかな。

 

そんな中での大阪ワンマンだったわけだ。って、長いよ。ここまでで終わらせてもいいくらいじゃない?

 

そう、本題はここからなんだけど、実際語るべきところはここまでなんじゃないかなとも思う。今回のライブはその人それぞれがこのグループにどういう想いを持ってるかで受け止め方が変わるようなものだった。

 

僕は自分が好きな曲や流れだったり、レスをもらえたりとか、そんなことが毎回のライブの満足度に影響してしまうのだけれど、稀にそれを超えて満足感を得ることができるときもある。今回の大阪ワンマンはそのうちの一つで、ここにいて、あの子たちが変わっていく姿の節目を観れたこと自体に満足だった。

 

ちなみにセットリストはこんな感じ。

 

  

個人的には結構好きなセットリスト。ワンマンだとパート単位で緩急をつけられるのでよい。それと、このワンマンの前にやったNEO JAPONISMとのツーマンからの流れというのもよかったんだと思う。あのパフォーマンスを見せられたら気合いも入るよね。ついこないだあったトークイベントでも、メンバー自身大阪ワンマンが他のライブとは違ったという印象を持ってることが伝わってきたし、いい糧になってるように見えた。

 

ライブそのものがよくてステキだったというのもあるけど、昔みたいに「グループとして応援する」みたいな推し方ができないすれたオタクになってしまった自分なりにこのグループのことが好きなんだなってことを感じさせてくれたのもよかったかな。

 

次に節目になるのは11日の「NEW NEW NEW」だろう。新メンバー、新衣装、それとなんだろうか。さすがに新シングルはなさそうだから、全国ツアーとか? もしそうなら福岡に行きたいな。