気づいたらchuLaの話

久しぶりにこのブログを書くためにメモ帳を立ち上げてみた。お世辞かもしれないけど文章を読みたいと言ってくれる人達がいるし、文章を書くと何か見えてくるものがあるかもしれないと思って推しメンの物販列に並びながらフリックしはじめた。


今ちょうどライブが終わったところだ。今日は仕事で来れるかどうかも分からなかったので後ろの席のチケットをとっておいた。案の定スタートからなんて来れるわけもなく、お目当てのグループの一つ前に着いた。


このコロナ禍の中でアイドル運営はどこも大変そうだ。その中でわれらが?FreeKは積極的にイベントをしている。自粛前と比べると大幅に数は減ったが(そもそもあのペースがおかしかった)、毎週安定的にイベントがあるのは大きいのだろう。違う事務所が躊躇してイベントを減らしてる間にオタクを着実に増やしてる、ように見える。

ソーシャルディスタンスとはいえ今日のO-EASTも盛況だった。


自分が着いたのはちょうどネコプラの途中。最近、すっかりchuLaしか観なくなってしまって、こういう機会がないと観ることもなってしまった。FreeKの中では抜けて売れてることもあって、よく比較される2グループ。どちらもアッパーめの曲が多くて、いわゆる「沸ける」タイプのグループだ。とはいえ、今は沸けないんだけども。


今の自分は完全にchuLaのオタク、正確に言うとそれは違うんだけど、とかめんどくさいことを言いたくなるけど、はたから見たらどう見てもchuLaのオタクである、なのでポジショントークになってしまうことを前提として欲しい。


よく比較され、オタクの行き来も激しいし、その分メンバー同士も微妙な緊張感があるような印象もあるけど、この2つを単に比較するのは違うんじゃないかなと最近思っている。


同じ事務所とはいえ、プロデュースしてる人(が誰なのかはよく分かってないんだけど、マネージャーなんだろうか)が違うわけだし、歌についても生歌と被せとか目指してる方向性も結構違う気がする。


キーコンセプトを見てみるとこんな感じ。


今のchuLaは「BPM200!超ハイテンポなアッパーチューンで元気を届ける渋谷原宿系アイドルユニット!」


今のネコプラは「"COOL"と"CUTE"の2面性を持つ、進化型アイドルユニット。
転調の激しいアップテンポの楽曲と、撮影可能現場で「沸いて楽しい、撮って楽しい、見て楽しい!」


やっぱり共通項は「アッパー」くらいだ。


事務所の上としては競いあわせて切磋琢磨させるという意味で、そういう方向に持っていってるのかもしれないけど、よく比較してるオタクも多くて、メンバーもそれを気にしてる風だ。


自分はここでその2つを比較しようとか思ってるわけではない。さっきも言ったようにそもそも片方はほとんど見てないんだから比較しようがない。


なのでもう片方についてだけ最近思ってることをちょっとだけ書いてみる。


結果としてどのグループよりも一番観たグループになってしまったけど、とはいえ基本1人しか見てないので的外れかもしれない。でも、自粛明けから今日このタイミングまでchuLaはお世辞でもなんでもなくていい感じに来てるようにみえる。


コロナ禍前と後でライブアイドルグループ界隈で何が一番変わったかというと、その現場から「オタクの盛り上がり」という要素が薄くなったことだ。今それぞれの現場で盛り上げようとしてるオタクの努力を否定するつもりはなくて、コールやmixによるオタクからの後押しが目に見えてなくなったのは事実である。


chuLaはその影響を大きく受けた1グループだと思う。


僕が2回目くらいにchuLaを見た時の感想がこれだ。

 

たま on Twitter: "その後、代アニLIVEステーションでの無銭イベントへ。前の現場とのギャップがすごすぎたw chuLaの盛り上がりがすごかったなぁ。最近のmixやコールのバリエーションをかなり聞いた気がする。若い子も多かったねぇ。"


これくらいオタクの印象が強かったし、逆に彼らが盛り上がってる時とそうじゃない時の差が激しく見えた。


それがなくなってしまったので、現場の雰囲気が大きく変わった。何が違うかと言うと今まで聞こえづらかった歌声や楽曲の音がハッキリ聞こえるようになったことだ。これだけ通っていたのにやこんな音やこんな歌声があったんだ、という発見が色々とあった。


それは誤魔化しが効きにくくなるという意味ではメンバーにとっては厳しい環境ともいえる。正直自粛明けてから最初の頃は大丈夫かな?と不安に思ったりもした。


しかし、そこから3ヶ月、彼女たちはその逆境を活かしてさらに成長しようとしているようにみえる。


楽しそうなパフォーマンスが目を惹き、歌唱力もあがってきた聖南ちゃん。彼女以外のことを僕が語ると怒られそうだけど、パワフルなパフォーマンスのまりんちゃん、目を見張るほど歌がうまくなってエース感のあるわたちゃん、歌唱力での安定感と謎のコミュ力のあるひなちゃん、前よりもポジティブになってアイドル力が増した優ちゃん、大きいステージでのパフォーマンスが映えるうたちゃん、小さい体から全力感ある動きをするゆかちゃん。


方向性はバラバラで、まとまりがないなぁなんて一時期は思っていたけど、それぞれに魅力があり、むしろ味がある。楽曲が増えて、前よりも歌のレッスンをする機会も増えて、パフォーマンスも全体的に底上げされるのと同時に、前よりもまとまりがよくなってるようにもみえる。わたちゃんの生誕やまねきとのツーマンなんかで自分はそれを感じた。


このグループでがんばりたいという言葉も彼女たちから聞こえてくる。


今回の大阪遠征のワンマンライブで重大発表があったり、10月頭のイベントでは新しい何かを見せてくれるらしい。


「スッと君が消えていく感情」「サマーアモーレ」と自粛明けの新曲はどれもよくて、今後にも期待したくなる。セットリストのバリエーションが増えるともっと魅力が増すのではなかろうか。


ライブアイドルグループの数カ月後を想像するのは難しい。なればこそ、今輝きはじめてるこのグループを他の人にも見てほしいなぁという気持ちである。


こんなことを書くなんて、自分は今のchuLaに結構、愛着があるんだなとちょっと驚いている。


そう言いつつも、やっぱり僕はライブでは完全推しカメラなので申し訳ない限りだけど、それはそれ。


と、そろそろ新大阪に着く新幹線の中でこの文章を書き終えた。語りたがりのアイドルオタクという自分を思い出したそんな新鮮な気持ちになったので、リクエストをしてくれた人達に改めて感謝である。